文系がエンジニアになるための方法とは?転職成功への3ステップ

文系がエンジニアになるための方法とは?転職成功への3ステップ

「高収入」「リモートワーク可」「独立も夢じゃない」このような理由からエンジニアに憧れる人は多いと思います。
「でも文系出身だから難しいかな」と考え、一歩が踏み出せない人もいるのではないでしょうか?

確かに理系出身者が多い業界ですが、実は文系出身者でもエンジニアになる道はしっかりと開かれています。

本記事では、文系出身でもエンジニアになれる理由と、転職を成功させるための具体的なステップを紹介します。

文系でもエンジニアになれる3つの理由

「これからエンジニアとしてキャリアを築きたいけれど、厳しいだろうか?」と不安を感じている方、安心してください。
理系出身者でなくても可能性は十分あります。

文系の方がエンジニアに転職できる理由は以下の3点です。

  • IT人材が不足している
  • 学歴よりもポテンシャルが重視されている
  • スキルを学ぶ環境が整っている

IT人材が不足している

現代はIT技術がさまざまな業界で必要不可欠なものとなり、それに伴いIT人材への需要が急速に高まっています。
しかし採用・育成が追いつかず、需要と供給のバランスが崩れているのが現状です。

経済産業省の予測では、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足するとされています。
このような背景から、文系・理系問わず積極的に採用する企業が増えてきました。

つまり文系出身者にとってもエンジニアへの転職できる可能性は高いと言えます。

学歴よりもポテンシャルが重視されている

IT業界では、出身学部よりもポテンシャルが重視される傾向にあります。
即戦力となるスキルがあればもちろん有利ですが、現段階で資格などがなくても成長意欲を示せれば内定につながります。

会社は「エンジニアとして実務経験を積み、徐々にスキルアップしてくれればいい」と思っているのです。
実際、多くの企業が研修プログラムやサポート体制を用意しています。

学ぶ意欲をしっかりアピールできれば、文系・理系を問わずエンジニアへの転職は可能なのです。

スキルを学ぶ環境が整っている

最近はネットで調べれば無料の教材にアクセスできますし、オンライン開催のプログラミングスクールも普及してきました。

特にプログラミングスクールでは初歩的なプログラミング知識から、実践的なプロジェクトまで幅広いカリキュラムが提供されています。
また、疑問や問題点に対して直接フィードバックをもらえるのも大きなメリットです。

文系出身者も、これまで触れる機会が少なかったプログラミングの世界を自分のペースでじっくりと学べます。
誰もがエンジニアの第一歩を踏み出せる時代になっているのです。

文系がエンジニアになるための方法

ここからは文系出身者がエンジニアになるための具体的なステップを紹介します。
ぜひ参考にして、内定を獲得するために行動してください。

どんなエンジニアになりたいかを決める

エンジニアと一言で言っても種類はさまざまで、求められる知識やスキルも異なります。
まずは理想像を明確にしましょう。

興味のある分野や業種から選ぶのがおすすめですが、「いきなりそんなことを言われても」「何から調べればいいのか」と困ってしまうかもしれません。

文系出身者にも挑戦しやすい職種を紹介するので、まずはここから選んでみてはいかがでしょうか。

テストエンジニア

テストエンジニアは、製品やソフトウェアが正しく動作するかテスト(検証)を行う職種です。
バグやエラーなど問題点がないかチェックする仕事、と言えば分かりやすいでしょうか。

テストエンジニアの求人はほとんどが「未経験歓迎」のため、IT業界未経験・文系出身者でも転職しやすいのが特徴です。
プログラマーやシステムエンジニアに憧れている方も、テストエンジニアからスタートするのが現実的です。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアはインターネットや社内ネットワークの運用・保守を行います。
具体的には、ネットワーク機器の設定・サーバーの管理、そして問題が発生した際の対応などが含まれます。

プログラミングスキルが必要とされる場合もありますが、基本的なパソコン操作ができれば、未経験からでも挑戦できるポジションは多く存在します。
例えば、機器の初期設定(キッティング作業)や設置作業は、特別な技術知識がなくても担当可能です。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアとは、サーバーの設計・構築・運用・保守を行うエンジニアを指します。
初期段階での業務はサーバーの管理作業が中心となり、そこまで高度なプログラミングスキルは求められません。

重要視されるのはコミュニケーション能力で、問題発生時の対応や利用者への対応など業務を円滑に進めるために必要だからです。
特に20代はポテンシャル採用が行われることが多く、比較的転職しやすいです。

必要な知識を学ぶ

エンジニア職種が決まったら、必要な知識・プログラミング言語を学びます。
学習方法は大きく分けて独学とスクールの2つがあり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。

自分にはどちらが向いているか考えてみてください。

独学

あまりお金をかけずにスキルを身につけたい方には「独学」がおすすめです。
インターネット上には無料で読める教材やチュートリアルが豊富にあり、自分のペースで学習できます。

ただ、途中でつまずいた時に質問できないのがデメリットです。
誰かに聞きたくても答えてくれる人を探すのは大変ですし、分からないまま進まなければモチベーションも維持しにくいでしょう。

独学は「コツコツと続けられる人」「プログラミングに触れたことがある人」に向いている方法と言えそうです。

プログラミングスクール

プログラミングを学ぶのが初めての人や、独学での挫折経験がある人は「プログラミングスクール」を利用しましょう。
スクールでは基本的な知識からプロジェクト開発まで、段階的に学べるカリキュラムが組まれています。
フィードバックを受けたり、質問に回答してもらえたり、学習をサポートする体制も整っています。

独学に比べて費用はかかりますが、短期間で効率的に学びたいならぜひ検討してください。

転職先を探す

スキルを身に付けたら、いよいよ転職活動のステップに入ります。
転職サイトや転職エージェント、プログラミングスクールを経由して会社を探しましょう。

転職サイト

転職サイトを使えば、多数の求人情報から自分に合った職場を探し出し、直接応募できます。
業種や職種・勤務地などさまざまな条件で絞り込んで求人検索が行えるため、自分の希望にピッタリの仕事が見つかるでしょう。

ただし、応募から面接まで自分でスケジュール管理する必要があるので、仕事と平行して活動するのはなかなか厳しいかもしれません。

転職エージェント

転職エージェントでは、あなたのスキルや経歴を考慮した上で企業を紹介してもらえます。

転職サイトでは掲載されていない求人(非公開求人)も持っているため、選択肢が広がるのがメリットです。
さらに、履歴書の添削や面接対策など転職活動全般にわたるサポートも受けられます。

転職が初めての人や、現職で忙しい人はエージェントを検討しましょう。

プログラミングスクール

多くのプログラミングスクールでは、卒業生向けに企業とのマッチングサービスや就職サポートを提供しています。

学んだスキルを生かせる企業を紹介してもらえるので比較的スムーズです。
プログラミングスキルを習得したばかりの人でも、エンジニアとしての新しいキャリアをスタートさせやすいでしょう。

まとめ

今回は、文系出身者がエンジニアになるための具体的なステップを紹介しました。

文系出身だからといって諦める必要はありません。IT業界では人材不足が続いており、文系・理系問わず採用する会社が増えています。

重要なのは、自分がどんなエンジニアになりたいかを明確にし、必要なスキルを身に付け、積極的に転職活動を行うことです。

これまで「文系だから」という理由で踏み出せなかった方も、この記事を参考にぜひ一歩を踏み出してみてください。

リンキープス

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